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今年は、海と船とダイビングと、去年の長期航海についても触れながら、日誌書きます~


by koukaishiyuki
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神子元島

Wi-Fi環境の影響もあった、3月までの長期航海中もさることながら、
2013年度は全然更新しておらず・・・ ブログ、ご無沙汰しておりました^^;

気づけば7月もあと1週間。世間は夏真っ最中のようですが、神子元の夏はまだまだ始まったばかりですね。

今月は、七夕の日の週の靄(もや)と霧に始まり、大型台風によるうねりと濁りに苦戦を強いられていましたが、そこからの回復段階で、ついにAポイント開幕。とってもアツイ盛り上がりをみせています。
昨日はメジロとハンマーの混在する群れでした!

そんな、ダイバーがこぞって目を輝かせ集結する神子元島、
もともとは釣りで有名ですが、日本沿岸を航行する船舶にとっても重要な島です。

神子元島は無人島で、島の真ん中に灯台が立っています。
大型の船舶は航海時、海図上に目的地までの航程線をひき、途中にいくつかの変針点を設けます。
変針点のひとつとして灯台(夜間は灯光)を物標にし、予め灯台が自船から方位何度方向に見えた時に変針するかを決めておくので、灯台は、島や沿岸、浅瀬や岩礁の有無を船舶に教え、自船の位置を知るためのツールであり、目的地までの道しるべとなるわけです。

実際、学部生時代に日本一周航海(南は東シナ海・屋久島、北は北海道・小樽まで)をしたときや、その後の航海で日本沿岸を通ったときも、そのように神子元島をとらえていました。
東京湾から出て、これからいざ長い航海というときは、さみしさ半分ワクワク半分な気持ちで灯台を見つめ、
戻ってきたときは、この変針で東京にぐっと近づくので、ほっとする気持ちで。



神子元島_d0257315_1124448.jpg

まぁ初めて神子元島の沖を通ったときは、神子元でのダイビングの存在は知っていましたが、潜ったことはなく、ハンマーがホントに群れてるだなんて知らず、まさか数年後に毎日この島に通うとは思ってもなかったわけですが(笑)

ハンマーズ号に乗って神子元島へ向かい、灯台を見る度、色々なことを思い出し考えさせてくれます。私にとっての神子元島は、日々の基点であり、人生を変えた「変針点」だなと思います。

ひとも船も、サメも、何かの力に引き付けられ、惹きつけられ、集まる神子元島。
水中でも、水面でも、陸上でも、
ひととひと、ひととサメ、いろんな出会いがあり感動があり・・・

毎日、毎ダイブ、良くも悪くも様変わりする神子元の海は、楽しみで仕方ありません!
もっともっと、感動・興奮体験を共有したい、魅力を知ってもらいたいなと思っています^^

海って本当に偉大だ~☆
by koukaishiyuki | 2013-07-24 11:24